皆さん、ウォーキングするときは何を履きますか?
ランニングシューズとか、ウォーキングシューズとかのスニーカーがほとんどでしょうね。
ちょっとニッチな人はワラーチとかで、もっと尖った人は靴なんていらない、裸足で行くってなるんでしょうか。
ちなみに私は、もちろんスニーカーも持っているのですが、正直メインのシューズは実は地下足袋です。
普段のお散歩も、買い物も、なんなら100 kmウォークも、地下足袋で過ごしています。
みなさんにもこの地下足袋の良さを知ってもらいたい、あわよくば、地下足袋ウォーカーの仲間を増やしたい、そう願っています。
地下足袋シューズ「ランニング足袋 きねや無敵」

ドラマ『陸王』のモデルとなった「きねや足袋株式会社」から販売されている地下足袋シューズです。
厚いソールに保護され続け、現代人は、動物会で唯一の走り方を身に着けてしまった。きねや無敵は、ソールにクッションなどの保護材を一切使用せず、限りなく素足感覚に近づけた。だから、自然と足裏全体で着地するようになる。今こそ、人間本来の走りを取り戻す時。
今流行りの厚底シューズとは真逆の思想で作られたシューズになります。
なんで地下足袋シューズ?
私、機能の少ないものが好きなんです。
例えば、iPadでApple pencil使ってメモを取るよりもノートとボールペンを使いたかったり。
パソコンじゃなくて、pomeraを使いたかったり。
スマートウォッチじゃなくてG-SHOCKが良かったり。
アナログなものに惹かれる習性があるんだと思います。
スニーカーも同じで、上を見れば価格も機能も無限大だからこそ、最低限の機能の靴が欲しいと思うようになりました。
そこで出会ったのが「きねや無敵」でした。
地下足袋ウォークのメリット
締めつけ感がない
サイズとしては足の実寸+0.5~1 cmくらいが適正サイズとのことで、私は足のサイズが23.5 cmで24.5 cmを選んでいます。
スニーカーのサイズは24 cmなので、靴のサイズに対して+0.5 cmくらいが適正ではないでしょうか。
スニーカーがスーツを着ている感覚なら、地下足袋は半袖のTシャツ一枚を着ているような感覚なので、全く締めつけ感がありません。
地下足袋の中で足の指がのびのびと広げられる感覚がたまりません。
地面の感覚がダイレクト
ソールの厚みはたったの5 mmということで、地面に転がる石の感覚も、ちょっとした段差も、点字ブロックの凸凹もすべてダイレクトに伝わってきます。
だからといって、痛いというわけではなくて、なにかがあるという感覚が伝わってくる感じです。
地面のちょっとした変化を感じられるのが、歩いていて楽しいです。
自然とフォームが変わっていく
地面の衝撃がダイレクトで伝わってくる分、変な歩き方するとこれは不味いと直感的にわかります。
私的に感じられる変化は次の3つです。
- かかと着地からフラット着地に変わる
- 足の着地位置が身体の真下になる
- 歩幅が狭くなる
基本的にはかかと着地ができなくなるというのが一番の変化で、それに伴って着地位置や歩幅が変わってくるという感覚です。
この歩き方が科学的に正しいのかはわかりませんが、履いているだけで勝手に歩き方が変わってくるのが面白いです。
地下足袋ウォークのデメリット
見た目がダサい
正直に言っておしゃれとは思えないですよね…。
近くにお散歩に行くくらいなら、誰にも会わないので問題ないですが、街中に買い物に行くとなるとちょっと履きにくいデザインです。
ですが、私は気にせず買い物にも履いていったりしています!
周りを気にしない強いメンタルが大切ですね!
5本指靴下しか履けない
もともと5本指靴下を持ってはいましたが、地下足袋を買ってからはすべての靴下を5本指靴下に変えることになりました。
履いてみると指が広がって5本指靴下ってとても気持ち良いのですが、普通の靴下が全く使えないのはちょっと不便です。
ソールの耐久性が低い
ソールが薄い分、すぐに削れていきます。
1ヶ月くらい履き続けた時点で、摩耗して怪しい場所ができていました。
こうやってソールの状態を確認することでフォームの確認になるのが、この地下足袋の良さでもありますが、耐久性という意味では欠点かなと思います。
現状はシューグーを使って、摩耗してきた部分を補強して使っています。
この地下足袋で300 kmくらいは歩いていると思いますが、今のところシューグーの補強ありで問題なく履けています。

スピードが出ない
足への衝撃をなくすために、どうしても歩幅が小さくなる分、速度はあまり出せません。
スニーカーを履いているときから+30秒/kmは遅くなります。
お散歩という意味では問題にはなりませんが、100 kmウォークでタイムを目指して歩くとなるとちゃんとしたスニーカーの方がおすすめです。
もちろんジョギングにも地下足袋はおすすめ
ランニング足袋という名前の通り、本来はランニング用に作られており、ランニングにもおすすめです。
ウォークのときは地面の設置がフラット気味になりますが、ランニングの場合は完全にフォアフット着地になります。
そうじゃないと足への衝撃が大きくて走れたものではありません。
また、ウォークと同じく走る場合でもやっぱり速度が出ません。
ウォークのときと同じように、地下足袋で走ると+30秒/kmくらい遅くなります。
これが運動音痴にはありがたかったりします。
正直、運動音痴にはスニーカーの反発をうまく扱えないため、勝手に+30秒/km早くなると身体がついていかないんです。
最近はジョギングもこの地下足袋で走ったりしています。
たまには厚底スニーカーを忘れて地下足袋で歩いてみませんか?
厚底の、ふかふかのスニーカーでふわふわ歩くのも楽しいですが、たまには地下足袋履いて、地面の直接感じて歩くのも楽しいものです。
また、ソールの反発が全く受けられないので、自分の歩く力がどれくらいなのかというのもダイレクトに感じられます。
金額的にも5000円代と普通のスニーカーに比べれば高いものではないので、普段のスニーカーに加えて1足いかがでしょうか。
皆さんの地下足袋ウォーカーの仲間入りをお待ちしております!

コメント